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通訳案内士とは

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UPDATE20160803

日本を訪れる外国人観光客のニーズが多様化する中、日本各地の観光案内所などでは、より深く日本文化や暮らしを知ってもらう為、各地域を案内する観光ガイドやボランティアが活動しています。みなさんは“民間外交官”とも言える国際親善の一翼を担う「通訳案内士」という資格があるのをご存知でしょうか。インバウンドに興味をお持ちの方の中には、試験に挑戦しようという方もいらっしゃると思います。

通訳案内士とは、日本を訪れる外国人観光客に対して、外国語を用いて日本の観光地や文化についての案内や旅行中のサポートを行い、報酬を得ることが出来る国家資格です。試験に合格後、在住する都道府県知事の登録を受ける必要があります。

試験は、現在一年に一度のみ。試験科目は、筆記(第1次)試験が外国語、日本地理、日本歴史並びに産業、経済、政治及び文化に関する一般常識とし、口述(第2次)試験は通訳案内の実務となっています。

語学力だけでなく、日本を紹介するための幅広い知識、教養を持っていることが必要となり、非常に難しいものにも思えますが、過去問題や参考書を開いてみると中学校や高校で習った内容も多くあります。歴史問題ばかりではなく、観光スポット「スパリゾートハワイアンズ」や銘菓「かもめの玉子」など旅好きには親しみやすいものもあり、楽しみながら勉強ができそうです。

通訳案内士試験の登録者(合格者)数は2015年4月1日現在で19,033人。外国語の種類は、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語となっています。日本の国家資格ではありますが、国籍・性別・年齢を問わず受験可能で、外国籍の通訳案内士の方も多数活躍されています。TOEICや中国語検定試験など外国語検定試験で上級スコア・資格を持っていれば、筆記試験の「外国語」免除申請ができるものもあり、徐々に対象となる検定試験も増えていますので、詳しくは日本政府観光局の試験概要をご確認ください。

日本政府観光局(JNTO)通訳案内士試験概要
http://www.jnto.go.jp/jpn/projects/visitor_support/interpreter_guide_exams/

2016年度の試験日程は、受験申請は既に7月に受付終了し、受験者は8月に筆記試験、12月に口述試験を受け、2月に合格発表となっています。合格者が増え、日本の魅力を多くの外国人の方に知ってもらう機会が増えることを期待しています。